■サラ金の呼称

現在は消費者金融と呼ばれているサラ金ですが、もともとどうしてサラ金と呼ばれるようになったのでしょうか?それには1970年代の頃の時代背景が関係してきます。

1970年代には、サラリーマンを対象にした貸金業者が多かったことからサラリーマン金融と言われていて、それを略して「サラ金」と呼ばれていました。その他には、市街地である街中に営業所があることから「街金」とも呼ばれていました。

消費者金融と呼ばれるようになったのは、1980年代頃になります。この時代になると女性や自営業者なども契約することが多くなり、「消費者金融」と呼ばれるようになりました。過酷な取り立て、過剰な融資や高金利が原因で「サラ金地獄」という言葉が使われていて、サラ金のイメージが悪かったことが関係しています。

低下したサラ金のイメージを変えるために、貸金業界が新しい名称として「消費者金融」という呼称の使用を推し進めたのです。社会法人神奈川県貸金業協会では、2005年の10月に当時の会長である吉野英樹さんが「サラ金」と呼ばないことを求める会長声明も出しています。しかし、実際は日本の法令用語にサラ金や消費者金融などという名称は存在しません。

サラ金と呼ばれる前の1960年代頃は、勤人信用貸(つとめびとしんようがし)や、団地金融と呼ばれていました。高い金利が特徴だったので「高利貸し」とも言われていました。英語圏国家では高利貸しや闇の金融業者は「loan shark」(借金の鮫、サメ金)と言われています。


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